映画 ヒノマルソウル
長野オリンピック スキージャンプ団体金メダルの舞台裏。
悪天候での競技継続をかけて、テストジャンパー25人が全員ジャンプを成功させなければならない状況になる。そこに、前回大会の銀メダリスト、西方がいる。
代表選考から外れ、苦悩の日々を過ごしていた時、テストジャンパーへの誘いがあった。決して前向きな気持ちではなかったが参加することになる。
活動していくなかで、経験の浅いテストジャンパーたちから技術指導を請われ、チームとしてまとまってきていた。
オリンピック当日、途中で悪天候に見舞われ、競技が中断された。このまま終われば、日本団体のメダルはなし。4位。競技再開のために、テストジャンパーが全員ジャンプを成功させたら、競技を再開するとなった。けが、更には命の危険もあるため、指揮官は反対したが、ジャンパーたちの、とびたい、という思いの方が強かった。先頭は、代表候補でもあった選手。ケガをしたときのトラウマが残っていた。誰かのためにとびたい、の方が強くなり、自ら手を挙げる。ラストは西方。大ジャンプを見せて、日本代表金メダルに繋げる。
自分が楽しいと思えること、それが強さになる。
そして、覚悟を決めることができるか。
西方がなぜテストジャンパーに選ばれたか、それは明言されなかったが、おそらく、経験の浅いジャンパーたちの精神的支柱としての役割を求められたのではないか。団体競技ではよくある話ではないか。