読書 みんないってしまった 山本文緒
朝イチのゲストに山本文緒さんが出ていて、
自転しながら公転する
という、最新作が読みたくなった。
正月休みにとりあえずBOOK・OFFへ。
さすがに最新作はなかったので、他の作品をいくつか買ってきました。そのうちの一つ。
みんないってしまった
自分のもとから去っていく人、死別、
人ではなく物、
あとは、手離すと考えれば、プライドやこだわり。
人は人生の中でたくさん手離しては、新たにてに入れていく。人や、物や、心理状態を。
短編集のこの本の中で、私が一番好きなのは、
イバラ咲くおしゃれ道
ブランドものの服やバックを買うことが生き甲斐の人が、それに振り回されて苦しくなり、全部売りに出してしまった。それで吹っ切れて新たな道に進む。
苦しいからといっても捨てられないものやこともあるけど、捉え方を変えれば楽になることはあるかも。
そう思えました。
そのうち、自転しながら公転する、を読みたいな。