読書 独立記念日 原田マハ
独立とは、現代社会の様々な呪縛から逃れて自由になること。
自由になるとは、いろんな悩みや苦しみからいかに独立するか
小さな独立を繰り返していくことで、目に映る世界は少しずつ輝きを増す。
短編集であるこの小説のなかにこのように記されていた。つまり、独立、と言ってもいろんな独立があることになる。
親からの独立
つらい状況をプラスの解釈に変えて乗り越えること
変える、やめる勇気
人との関係性を縦から横へ
世間の目を気にせず自分を保つ
人に惑わされず自分らしさを保つ
などなど。それぞれの短編でいろんな独立を描いている。しかも、断片的に繋がっている。だから、いろんな立場の人が主人公になる。他の話で脇にいた人が別の話では主人公になって。そして、それらが絡み合って影響を与えているんだな。
読み終えて気づいたこと。
独立するには
必ず人とのいい出会いがある。
誰かの役に立つことを経験している。
人生甘くない。苦しいし辛いし酸っぱいし、結構とんでもない。でも、そういう味をちょっとずつブレンドするから美味しくなる。
これも本の中からの一節です。
私らしい独立はなんかな?考えてみて、行動していこう。